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『秋色のとばりに』(けいおん百合妄想SS)

けいおんのSSを公開します。
『秋色のとばりに』というお題です。
視点でな内容です。
はこのブログでは初めてのCPとなります。

管理人は今回のSSは特濃の百合と自認しております。
そちら方面の耐性のない方はブラウザバックを推奨いたします。

おっと、その前に……。

蒼鵺ともさん、お誕生日おめでとうございま~すっ!!
ドンドンパフパフー♪

そうなんですよ。今日は不肖私めが神と崇めさせて頂いております、
「明日は明日の風が吹く!」の管理人、蒼鵺ともさんのお誕生日なのでしたー。


 それは私が「けいおん!」の二次創作小説を書き始めていた頃。
 自分のあまりの才能のなさ加減に嫌気がさし、
 修行という名の放浪の末に、私はとあるSSの神殿へたどり着きました。
 それが麗しくも若き女神、ともさんを祭るお社だったのです。
 そこで手取り足取り組んず解れずのご指導を賜り、
 なんとか小説らしきものを書き綴れるようにまでなったという、
 それはもう涙なしには語れない感動のストーリーがあああ……!
 (注:一部脚色や事実誤認がありますw)



というキモい妄想wは置いといて、まじめな話しちゃいますと、
お話の切り口とか展開とか心理描写とか、時折挟み込まれる絶妙のギャグとか、
もうSSを読むだけでも楽しいし、書き手として得るものもどっさり。
そのうえイラストやマンガまで描いてしまうとかもうね。
溢れんばかりの才能の前には、もはや嫉妬の気分も失せようというものです。

というわけでですねー、本来ならこのブログでは扱わないはずのSSを書いて、
プレゼント代わりに押し付けちゃおう!!という企画でございます。

いえ、いちおうご本人様にお伺いは立てましたよ?
CPのリクありますかー? みたいなww

でもアレですね。普段書かないCPがこれほど大変だとは思いませんでした。
いざ考え始めてみると、のキャラをきちんと掴んでいないわ、
そもそもネタのストックもないわで。
あわてて「けいおん!」のアニメを最初から見直すという泥縄状態。

あらためてともさん超偉大だなあという認識を新たにしちゃいました、はい。

それにしても冷静に考えてみれば、
その神様のイチオシCPのSSを献上するって、
なんかもう神をも恐れぬというか、天に唾するというか(超汗

さてあらすじなのですが……実はあんまりないです←

ある秋の日の午後、の部屋にやってきて、
いろいろおしゃべりしてるだけ…のはず。

ちなみに今回の自分の課題は「ギリギリ」です。
意味不明なアレですが、多分お読みいただければご理解いただけるかと。
もし読み取れなかったとしたら、その原因はひたすら私の力量不足にあります。

では最後に……

 拙い文章で恐縮ですが、精いっぱいのおめでとうをこめました。
 社会人ともなると何かと忙しくて大変でしょうが、
 願わくばこれからも素晴らしい萌え作品を世に送り出していただければ、
 一臣民としてこれ以上の喜びはありません。


 これからも勝手に応援しちゃうねっ!
 頑張れともちゃんっ!!><


それでは、お楽しみくださいませっ!

念のためにもう一度注意書き。


管理人は今回のSSは特濃の百合と自認しております。
そちら方面の耐性のない方はブラウザバックを推奨いたします。



 『秋色のとばりに』




 憂鬱な気分というものは簡単に晴れるものじゃない。
 いくら振り払ってもまとわりつく蜘蛛の糸みたいなものだから。

    ◇  ◆  ◇

 薄暗い部屋の中にいても、かすかに虫たちの合唱が聞こえてくる。いよいよ秋も本番。でもまだ日が落ちるには間があるはずだけど。ひょっとしたらこれから雨でも降るのだろうか。

 どうやら真っ白に燃え尽きていた私の頭がゆっくりと回り始めたらしい。ぞくりと寒気を覚える。ぐっしょりと汗をかいたままでしばらく呆けてたから、すっかり身体が冷えてしまったのだろうか。鉛のように重たい左腕で、そっとタオルケットを首元まで引き上げる。

「寒いの?」

 傍らで先ほどまでの余韻に浸っていたらしいが、その気配に気づいて小声でささやきかけてきた。耳元に小さな吐息を吹きかけられたみたいで、なんだかこそばゆい。

 もぞもぞと私たちが動くたびにベッドが小さな悲鳴を上げる。なにしろ小学生の頃から使い続けている、ごく普通のシングルベッドなのだ。たとえひとりひとりの体重が平均以下だとしても、ふたり同時となるとさすがに辛いのだろう。

「ちょっと、ね」

 そう答えたとたん、のか細い両腕がするりと私の背中に回され、そのままぎゅうっと抱きしめられた。何ひとつ隔てるもののない状態だから、嫌でも彼女の体温を感じさせられてしまう。意外なほどに柔らかい感触や、私のものとは違う汗のにおいとともに。

「これでどお。少しは暖かくなった?」
「ん、ありがとう」

 えへへ、とが愛想をくずす。それを見るたびに、私の奥底に鈍い痛みが走るのだ。

 これでいいのだろうかと。
 こんなことをしていていいのだろうかと。

 私の方からというわけでもない。
 もちろんの方からというわけでもない。
 どちらが先かなんて、まるで意味のない問いかけだ。

 あれは夏フェスの最初の夜のことだった。私たちは草むらに腰を降ろし、彼方から聞こえてくる今にも消え入りそうな演奏を、ただ無言で聞き入っていた。そのうち、どちらからともなく手を取り合い、いつしか互いを強く求め合ってしまった。

 それからというものの、まるで足りない何かを埋め合わせるかのように、こんな泥沼のような間柄に陥ってしまっている。やがて夏休みが明け二学期が始まっても、こうして機会を見つけては私の家でだらだらと逢瀬を続けているのだった。

 それは不安。むしろ恐怖にも似た怯え。

 もしかしたら私はとんでもない罪を犯しているんじゃないだろうか。
 が甘えてくることを言い訳にしてるだけじゃないのだろうか。
 彼女の気持ちを都合よく利用してるだけじゃないのだろうか。

 私がに抱いている感情は、正直よくわからない。ただ愛とか恋とか、そういうモノとはほど遠い、もっと湿っぽく粘ついたものだ。後ろめたさを感じてしまうのはそのせい。だから……。

「ねえちゃん、あんな本あったっけ?」

 ふと唯が疑問を口にしたのは、私がそんな迷路に陥りかけていた時のことだった。言われるままに唯の視線の先を追う。机の上に一冊の真っ白い本が置きっぱなしになっていた。それにしても目ざといな。

「ああ、あれか。昨日ムギから貰ったんだ」
「どんな本なの」
「そうだなあ……唯は知ってるかな」

 北欧生まれのとある有名なアニメのキャラクターの名を私は挙げた。

「うん、知ってるよ。小さいころ見てたし。好きだったなあ、可愛くて」
「同じ作者の書いた、大人向けの小説なんだよ、あの本は」
「ふぅん、そうなんだー。なんか難しそうだけど……おもしろいの、それ」
「とても興味深かったのは確かだな」

 それは小さな島の小さな小屋で静かに暮らすふたりの女性の物語だった。互いを尊敬し、ときには喧嘩もし、それでもしっかりと絆は結ばれている。派手な事件もオチもないのだけれど、とても爽やかな読後感だった。

 本を読み終えてから改めてネットで調べていくうちに、この作者が同性愛傾向を持つ女性だったらしいという情報に突き当たった。彼女はパリの芸術学校でひとりの女性と運命的な出会いを経験し、やがてバルト海に面した小さな島で共に後半生を過ごしたのだという。この本の内容そっくりだ。

 それまで『女性同士の恋愛なんて』という拘りがどこにもなかったかいうと嘘になる。それは否定しない。でもだからこそ、私たちがこれから歩むかもしれない道が、決して無人の荒野ではないとわかったのが、ずいぶんと救いになったのだ。

 それにしても、どういう意図でムギはこの本を私に押し付けてきたのだろう。理由を聞いてみたいけど、ちょっと怖い気もする。ひょっとしたら私たちの事、何か気づいているのかも知れないし。いやいや、いくらなんでもそれは考えすぎか……なんて考えてると。

「行ってみたいね、その島」

 思いもかけないことを唯が言い出した。

「バルト海のちっちゃな島でふたり暮らし。なんかいいよねー」
「おいおい、私たちは受験生だぞ」
「じゃあ大学に入ったら」
「受かればな」
「んもー。ちゃーん、ひどいよー」

 拗ねた声で抗議しつつ、涙を浮かべながら唯が私の胸にぐいぐいと顔を押し付けてくる。

「ごめん、ちょっと意地悪だったか」

 まあ、それもいいかもしれない。大学に入ったら改めて考えてみようか。もっともさすがに旅費も安くないだろうから、バイトでもしてお金を貯めて、それからということになるだろうけれど。

 それにしても唯の自由な発想には本当に驚かされる。私が考えついたのはせいぜいネットで情報を検索するくらい。実際に行ってみようかなんて想像もできなかった。

 だからこそ楽しい。
 だからこそおもしろい。
 だからこそ幸せ、なのだろう。

 そして私は、今こそ勇気を奮わなければと思った。唯のためにも。唯だからこそ。

「私たちって……このままでいいのかな」
「え、何?」
「こんなに唯のことばかり求めちゃって、ほんとにいいのかな、私」

 不安を押し隠しながら、ついに私はその疑問を吐き出した。すると。

「うん、全然おっけーだよ。むしろすっごくうれしいっていうか」
「そ、そうなのか?」
「うん」

 私の戸惑いをよそに、こくんと小さくうなずいてから唯は再び口を開いた。

「ずっと心配だったんだ。ちゃんに甘えてばっかで、自分勝手に想いを押し付けてるんじゃないかって」

 そっか。同じ……同じだったんだ、唯も、私も。

「だからちゃんが私を求めてくれるの、とってもうれしい。私の一方的なキモチじゃないんだってわかったから」

 眩しい。唯の浮かべる笑顔がまるで真夏の太陽みたいで。

「私、ちゃんの長い長い指が大好きなんだよ。私を支えるためにベースを奏でたり、カワイイと撫でてくれる指が」

 器用に顔を動かし、私の手の先に軽く頬で触れてくる。

「それに……私じゃとても届かない奥深くまで、ねえ」

 その台詞を耳にした瞬間、先ほどまでの唯の甘声が脳内で完璧に再生され始めた。この時ばかりは自分の音楽的素養が酷く恨めしい。

「ば……っ、何を言い出すんだお前はっ。やめろよ恥ずかしいっ」
「紅くなったちゃんもカワイイなあ」

 しかし唯は私の抗議を華麗にスルーし、今度はとても艶めかしい笑顔を浮かべながら、かあっと熱くなった頬にそっと肌を重ねていく。もう普段のどちらかというと頼りない雰囲気はどこにも残っていない。まったくの別人に変貌してしまったみたいだ。

 ……っていうか、このパターンは……いやなんというか、とてもまずい。

 このまま放っておくと、おそらくはそこから首筋、あるいは耳元へ。そうなる前にやめさせないと。弛み切った全身に渾身の気力をそそぎこんで懸命の抵抗を試みる。

 だいたい、先ほどまでの余韻もまだ冷め切ってないのに……万一このまま再戦などという事態になったら、正直こちらの方が、持たない。本当に……その、どうにか、なって……しま……って、ダメダメ、このまま流されちゃダメだっ。

「ええっと、あー、そうだ、そろそろシャワーにしようかっ。唯、先に入っていいから」
「えー、いっしょじゃダメなのー?」

 やっとの思いで唯の侵蝕を食い止めたというのに、今度は上目づかいで拗ねたようにおねだりされてしまう。もちろんそれを断るなんてできるはずもない。

 雲が切れたのだろうか。いつの間にか窓が暖かな陽の光にさらされ、部屋が明るさを取り戻していた。カーテンを開けて外の様子を確かめてみたかったが、とてもそんなことが許される格好ではないと思い直す。

 ま、いいか。

 語るべき言葉を失った私は、その代わりに唯の身体に両腕を巻きつけ、きつく抱きしめる。同時に、先ほどから私の背中に回されたままだった彼女の腕にも、一段と力がこめられたようだった。

「ん……っ」

 小さな吐息が唯の口から洩れる。それが幸福の芳香のようにも感じられたのは、果たして私の妄想か、それとも自惚れだろうか。

 ひんやりと心地のいい空気と、ほんの少し茜色が加わった日差しと、かすかに聞こえてくる虫たちの合唱。

 それは私たちに静かに季節の移り変わりを告げる、柔らかな秋色のとばり──。

    ◇  ◆  ◇

 ありがとう。
 出会ってくれて、ありがとう。
 そばにいてくれて、ありがとう。



 こんな私でも。

 好きになってもいい?
 愛してしまってもいい?

 ずっと溺れてしまっても、いい?

 (おしまい)

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おもに百合(GL・ガールズラブ)な小説と周辺情報を公開しています。最近はコミPo!でオリジナル百合4コマも。現在は「けいおん!」、「魔法少女まどか☆マギカ」とオリジナル。カプ傾向は澪梓、憂梓、恵和あたり。あと、ほむほむは百合。
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注:管理人の名称は「あっとあとみっく」が正式ですが、ごくまれに「藍」と名乗ることもあります。

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